日記

日記です

20230820

 論文読んだりAHCやったり。夕方からは小説を読んでいた。

読書

 文庫版が出たことは知っていたし、もちろん発売日に買っていたけれど、大事に読みたくて、良いコンディションのときにしようと思っていたら今日になってしまっていた。大事にしすぎて読みそびれるぐらいなら、踏ん切りをつけて読むしかない。

 第二部までちゃんと通して読んだのは、実はこれで2回目なのかもしれない。思ったよりも悪くはなかった。というか、今ぼんやりと悩んでいるような、考えていることと繋がる部分もあった。第一部の方が明らかに好みではあるけれど、第二部も嫌うことができない話ではあった。

 もちろん、第二部は僕のための物語ではない。第一部だってそうだ。最近はどんどん物語が自分のためのものでなくなっていくことを感じる。歳を重ねて自分の可能性が閉じていっているので、その分受け入れられる範囲が減っているような感覚。

 ある意味では、今の僕を支えているところに対する反論ではあるのかもしれない。そんな、今更大事な話をされても困る。もう僕は後戻りできないところに差し掛かりつつあるのだろうし。ここで揺らぎたくない。そう思ってしまうくらい。

 どう受け止めればいいんだろう。難しい。とりあえず、いろいろ心動かされるくらい良い作品であることは間違いない。今言えるのはそれだけ。