日記

日記です

20210626

 上手く寝付けなかったし、目覚めるのも早かったし、起きてからも不愉快なことがあってあまり良くない日の開幕。

 午前中は本を読んで、午後は競技プログラミング。マラソンもアルゴも両方あって大変だったけど、今日はやる気もそれなりに出たので良かった。ちゃんと長い時間考えられた。

小説

 自分は(電子書籍アプリ内の仮想的な)本棚について、本を(個人的な)面白さでまとめて並べているのだけど、眺めていたら評価高いところに海と毒薬が置いてあって、でも内容はさっぱり思い出せなかったので読み直した。

 わかるような、わからないような、そういうところ。凡庸な悪という考え方自体がもう凡庸になってきて、今更それに驚くこともなく、しかし時代的には画期的な作品ではあったのかもしれない。

読書

 作曲がしたいというより、作曲の工程にある仕組みを知りたいという気持ちで読んだ。かなり基礎的なところから始まっていて僕みたいなど素人にはちょうど良い本だった。

 メロディ/ハーモニー/リズムの分割や、時系列的な分割など、要するに「困難は分割せよ」的な精神を感じる。凡人が難しいものを理解するための手段としての要素還元主義。音楽の分析は歴史が長いのでそういう手段が発達している印象を受ける。

 にしても、「このコード(進行)だとこういう印象をもたせやすい」という性質が、人間の個体差によらずかなり一般的に成り立っているらしいという事実は面白く思える。あまりに個体差が少ないと後天的な影響を疑いたくなるが、文化によらずそういう傾向にあるならば先天的な性質と見た方が良いのか。最大に広く取っても、人間以外には成り立たないんだろうね?(犬や猫なども同様の印象を抱えたりする?)

その他

 Apexを触らずに一日を過ごせたのでそれなりの充実感はあった。まだまだ自分の生活も安泰とは言い切れないわけだから、技術的・プログラミング的なところから離れすぎるとどこか不安になってしまうってことなのかな。


 給料が入ったので両親に対して何か贈り物をしろという圧力がかかっているのが非常に憂鬱だ。なんか、僕はそういうのがかなり嫌だと思ってしまう。根本的に感謝の気持ちみたいなものがない? それはそうなのかもしれない。金銭的にも環境的にも恵まれていることはわかっているが、根本的にこのレベルが恵まれた状態であるような世界に生まれついた事自体に今は少しの苛立ちがあり、単純に感謝する気は起きない。

 現実的な社会に対する嫌悪感から、やや利点的な不完全なる生活に対する嫌悪感までが混ざりあって、僕は厭世的で人嫌いな状態にあり、あの人たちはそういう感覚のことをあまり理解していないんじゃないかと思っている。

 親との仲は良好に保っておく方が良いことは間違いないし、一般的な常識に照らして完全に非はこちらの方のみにあって悪い態度であることは自覚している。精神的なストレスは大きいが、頑張って良い子を演じた方がいい。やるしかないのだ、きっと。