日記

日記です

20210627

 親とのメッセージのやり取りでものすごく精神を消耗した。ひどく疲れる。これに比べると労働のなんと楽なことか。休日は嫌だ。早く平日になってほしい。


 この前の金曜日に他人と会話して、多少将来のキャリアなどを考えた方が良いと言われたことが効いている気がする。今の仕事が(少なくとも今の現場が)10年続くとは思えないところもあって、ここで一生安泰なんてことはあり得ない。

 悲しいことに、やはり自分は今後の仕事に役立つかもしれないということがモチベーションになってしまうところがある。仕事を始めてこの1ヶ月ほどはびっくりするほど競技プログラミングも将棋ソフトもやる気が出なかったわけだけど、それは就職できてしまったからという面は否めない。今また多少復活しているのも、危機感が出てからというわけで、つまらない話だな。

 まぁつまらないとは言っても、お金はできるだけ多くほしいし、単純に技術力も高めたいし、楽しさが無いわけでもないし、総合的に見てプログラミングをやるというのが悪くはないのは確かなので、できるだけやっていきたい。

漫画

 様々な思惑がねじれあって進んでいくところが物語としては面白かったが、最後は少し不明瞭な形で終わっていった印象も受けた。

 これらに限らず現代的な価値観というのは、「一般に人間を属性で判断せず、まさにその人の性質を見よ」ということになると思うのだけど、ある意味では属性の分解能を上げただけに過ぎないと感じるところもあって、能力主義とかとも関連するんだけど結局どこかで救われない人は出てきてしまうのだろうとは思う。そういうものに対するカウンターとして、人を見ない、属性を判断しない博愛としての宗教がある程度有効であることも確かなんだろう。このあたりはマイケル・サンデルの主張を僕がこう理解しているということである。

 この世でもっとも残忍で性格の悪い人でも救われなければおかしいと判断するならば、人間が救済制度を運用している時点で実現不可能なことであり、最終的にはIT技術を利用したものになるのだろうと思っている。ディストピア的な批判はされるだろうけど。