日記

日記です

20200603

 とりあえず応募先への課題を提出して、そういう意味では楽になったわけだけど、やっぱり自分の成果物が他人によって評価されるというステップを踏まれることに対してまたつらくなってきた。特に今回は出来が悪い自覚と客観的な証拠があるので、どうしようもない。非常につらい。

シャニマス

 現在イベント『くもりガラスの銀曜日』のコミュを見た。非常に良かったので以下折りたたんで感想。

感想

 くもりガラスを対人関係のイメージとして扱うのがいかにも味わい深い。全く見えないわけでも、明瞭にわかるわけでもなく、かつその向こうを見たいという指向性が備わって関係を成す、これがシャニマスの基本姿勢なんだろうなと感じた。

 物語至上主義を名乗る僕が今回みたいな物語らしくはない物語を肯定するのはどうかと思うところもあるが、しかしこれは次のように解釈できる。僕が物語を好きなのは、現実が嫌いであることの裏返しであり、それはつまり「余計なことまでたくさん知ると嫌いになる」ということなのだと思う。現実には無意味で不純なものが多すぎる。物語は無意味なものなく純粋さを保つことができる。

 その意味で今回のコミュは人間関係の遠さを強調するものであり、解像度高く「見ない」ことの重要性を語るものだった。これは僕の現実嫌いを受け入れてくれるようなものだと思う。この踏み込みまなさを尊重してくれる風野灯織というキャラクターを少し好きになった。

 個人的にボイスが無い方が文章をちゃんと読める気がしてよかった。特に今回はボイスがないという解像度を下げる要素がむしろマッチしていたと思う。

その他

 課題を提出したのは昼頃だったのにその後なにもできなかった。なんだか精神的にものすごくつらくなっている。ひょっとして研究に対するやる気がなくなってしまっている? それは、つまり……。

 夢が壊れている瞬間なのかもしれない。B4、M1のときは研究をしていれば、科学という大きな物語に接続できている気がした。でもやっぱりそれは幻想で、結局僕はなにもできていないし、この先に続きがある気はしない。僕の研究生活がM2で完全に終わるということがさっぱりわかっていなかった。就職活動などでそれを意識することになって、かなり衝撃を受けている。科学にとって、僕は本当の本当に部外者でしかないのだとしたら、それは神を信じるのとなんら変わらない。

 まぁあまり結論を急ぎすぎない方がいい。発作的に考えが落ち込むことはいくらでもある。かなり長い間もう研究がさっぱりできていない気がするけど、そうであっても、やはり慌ててどうにかなる話ではないか。