日記

日記です

20200905

 午前は小説を読んでいて、午後はなんか寝たりしていた。

小説

魔法使いクラブ (幻冬舎文庫)

魔法使いクラブ (幻冬舎文庫)

 ほぼ現実そのままの世界観の中で家族関係とか友達関係とか上手く成長できない姿が描写されるこういう作品を僕は「純文学っぽい」と思う。そしてこういう作品を僕は上手く面白いと思えないんだよな。

 家族が壊れるとか、友人関係が壊れるとか、自分の人生が思っていたようにいかないとか、それら自体は本質的にどうでもいいことで、せめてそれを自分がどう捉えてどのように表現していくのかということに興味があるし、その意味で内省の次元が肌感覚と合わないという気持ちが強い。

 まぁ主人公の性質として絵が好きという要素があったので、そういうビジュアルを重視する側面と僕の言語優位な考え方に齟齬があるのかなという気もする。本当に僕は言語中心にものを考える方だ。


 小説内容に関係あるかは微妙なところだけど、こういう小学生から高校生までの系列的変化を描いていくのを見て、僕は時間の流れにあまり注意を払わない世界観を持っているのかもしれないと思った。部分的には刹那主義ということなんだろうけど、過去を懐かしむことも未来に目標を抱くこともあまりない気はする。過去を後悔することはややあるかもしれないが。

 キャラクターの時間的広がりを上手く受け入れられたことがあまりないか。本当にストライクゾーンが狭いなぁ……。

その他

 休日にやることがない。あんだけイライラしながらBotWを焦ってクリアしたその先にあるものが虚無。なんなんだ。