9時過ぎに研究室へ。久しぶりに時間が取れたのでまず課題を少し進めて、なんとか形にはなりそうなところまで。午後は投稿論文の改稿準備を進める。まずlatexdiffをちゃんと使えるようにしたのだけど、こいつ2段組を突き抜けてきたり、dvipdfの云々についてうるさかったり、かなりじゃじゃ馬という感じ。まぁ自動でできるだけありがたい、か。
今日はそこそこ作業を進めることができた、と思っていたら4限の講義に出席し忘れてていることに終わってから気づいてやや面白かった。いつもとちょっと日程が違ったので午前中に「気をつけなきゃな」と思ったんだけど覚えてられなかった……。Googleカレンダーの通知が出る条件がよくわかってないんだよな。ログイン状態じゃないとダメなのかな。
19時辺りまで作業をして、やや穏やかな気持ちになってきた。なんとか間に合うかもしれない。手を付け始める前は作業量が見積もれなくて無限に思えてしまうけれど、もしかしたらなんとかなるのかも……。あまり楽観的にはなりたくないが。
ソースコードを添えた方が良いのかなと思うこともあるが、GitHubが10年後も残っているとは限らない気もするんだよな。そもそもこの論文が10年後にも有益か、ということも疑わしいが、ひょっとしたら部分的には有効かもしれないという点に気づいてさらに気が晴れた。こういうのは気分なので、またしばらくすれば何の価値もないようにも思えているんだろうけど。
小説
- 作者:ジェイン・ロジャーズ,佐田 千織
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/28
- メディア: Kindle版
僕に合わないタイプの作品ではあるけれど、でも読んで良かったと思う。
ある種の「善性」を追求するという態度としてみればわからなくもないと言えるのかもしれない。でもそれが幸福と完全に一致してしまっていること、決断的であること、人類の存続を重視していることなどは立場がはっきり違う。僕の目指す善性はそういうものではなくて、人類なんて滅びていいし徹底的に受け身だし幸福感も強くないけれど、でもそうした方が良いだろうという些細なものだと思っている。
やっぱり僕がやれたらいいなということは「最後まで運命に抵抗する」ことではなくて、「運命に負けたもんを癒す」ことなのだろうなと思った。ジェシー・ラムは勇ましいかもしれないが、それは別に勝手にやっていれくれ、という気がする。やっぱりさぁ、カノン・ヒルベルトを止めてあげたいじゃん。そういうことの方に興味がある。未来の話ではなく「今ここにある」問題に少しでも対処するようなこと。
最近、『スパイラル 〜推理の絆〜』から受けた影響がめちゃくちゃ大きいことを痛感している。なんだろう、中高生のときはここまで意識してなかったはずで、この歳になって効いてくるのかという感じ。きっと気にせずに生きていく可能性もあった。そして、そうはならなかった。そうはならなかったんだなぁ。