- 作者: 円居挽
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 文庫
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数日かけて電車の中で途切れ途切れに読んだからかあんまり楽しめなかった。別に致命的につまらないわけでもないけど、帰宅した後すぐ続きが読みたくなる感じでもなく。やはり僕は迷いのない名探偵ものと相性が悪いのではないかという昨日の話はこれを読みながら思っていたことだったりもする。
- 作者: 深水黎一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/06/14
- メディア: 文庫
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ミステリとしてアイデアが面白かった。それ以上のものでもないけど、そこが面白ければミステリとして勝ちなのはそう。
その他
僕にとって迷いとは運動のことだ。選択肢A,Bの間で迷うということは、その真ん中へ固定的に位置することではなく、Aの方へ行ったりBの方へ行ったりフラフラとさまようということである。これは単に「選ばないことを選ぶ」とも違う態度だと思う。全く確信も持てない中で、しかし選んでしまう(選ばされるという側面もある)。しかし後悔をする。そして違う選択肢を取ろうとする。しかしそれも確信あることではなく、反省してみても正しさを担保できない。再び戻る。そういった運動。昨日Twitterで日頃見ているリストを衝動的に消して、今日また作り直すというのもそういう運動。