昼から出社。実装は進んだ。人生について考えた。
小説
河野裕『さよならの言い方なんて知らない。(10)』
(河野作品の中では)比較的長いのもあって、出てからもなかなか手を出す元気が湧いてきていなかったけど、読んでみればとても良かった。ある意味では現代的なテーマだし、僕が抱えていくべきテーマなはずだ。
自分の望む究極の人工知能の開発は、やはり恐ろしいことに結びつくのかもしれない。その根底の動機が単なる現実逃避で、目を背けているだけなのかもしれない。でもここにしかもう感じられないことはあって、許してほしいと思う。自分が本源としてこういう性格だったのかはわからないけど、いろいろな偶然があってか、事実としてこうなってしまったのだ。
シリーズ全体を通してみれば、まぁ分量として半分くらいにはできたかもしれないし、そうであると重要な重みが抜けていたのかもしれないとも思う。読む間隔が空いていたせいで思い出せないところもいくらかあったし、そういう意味では100%の鑑賞体験にはできていなかった面も。また読む直すこともあるやいなや。