出社。うーん、疲れるね。そして自分の担当じゃないところが結構大変なことになっている雰囲気を感じる。自分のところがいくらできていても、ソフトウェアというのは全体が完成していなければ意味がないようなところもあり、不穏。
読書
以前はもっと「強化学習こそ万物の根源となる手法だ」くらいに思っていたところがあったんだけど、最近はちょっと「強化学習も一側面に過ぎないのかな」くらいに気持ちが落ち着きつつある。視覚とか言語能力とか環境モデルとかそういうものを基盤とした上で部分的に強化学習を使うシーンもあるくらいになってしまうのではないかと思っている。
僕は根本的なところで「反実仮想」という考え方を認めていない気がする
— t (@tokumini_ss) 2021年11月7日
反実仮想というものについて考えている。自由意志感、自己決定感のためには、自分が選択しなかった行動も「本当は」選べたはずだ、というような感覚が必要になると思っている。実際にはそんなことできていやしなかったのに。
でもたとえばこの世に2個として同じリンゴは無いだろうに、我々は微細な違いは無視してそれらを同じ果実としてまとめ上げる。そういう抽象化を許すなら、状況のようなものに対してだってそれが適用できるだろう。似たような場面を同じとして考えて、以前とは違う行動を取れるということ。本当は以前とは違うのに、その差を無視するということ。
想像力とはなんだ? 虚構とはなんだ? 現実とは異なることを考えられるとはどういうことだ?