日記

日記です

20190825

漫画

他作品のネタバレ(?)もするときってこうやって畳むだけではダメで、しかし「これと同じだ」って言って他作品の名前を挙げることすらもダメなのでどうしようもなくないとか思ったりする

 天気の子についての感想を漁っていたときに、「子供たちによる破綻の見えた逃避行もの」という文脈でこの作品を知った。綺麗にそれをやったな、という印象は持つ一方で、やはりこういうのは巻を積み重ねれば積み重ねるだけ重みが増すのだろうなとも思った。1巻だけではなくて長くタメを持つことの重要性を最近はまた感じつつある。

 破綻の見えている逃避行も、しかしそれを無駄だと切り捨てることはできなくて、だってそれを無駄だと言ってしまうなら僕らの人生にはきっと無駄しか存在しない。もちろんそういう考え方も理屈の上では可能だと思うけど、実践的にその理念で生きていくのは難しいのではないかと感じる。だからどこかで無駄なものと無駄ではないものの間に線を引くのが普通だと思うし、そのときこういう話は無駄ではないものとして分類されやすいのだと思う。そこにどういう法則性があるのかは明瞭に言語化できないけど、無駄ではなさそうなものを拾い集めていくしかないのだというのが最近の気持ち。

 この手の破綻逃避行ものとしたら僕は『イリヤの空、UFOの夏』が真っ先に思い浮かぶところで、夏の間に一度読み直したいなぁと思っているところではある。しかし通勤電車の中で読むようなものでもないだろうし、となると最速でも次の土日ということにはなってしまうのかな。

 作品の話に戻ると、僕は親が一人しかいないつらさはわからないし、根本的に家庭環境、養育環境の悪さみたいなのもわからなくて、もっと抽象度を上げて(子供の社会に対する)無力感というところまでいかないとテーマの一致を見ない。テーマの一致はできるだけ具体度が高い方が、読み手という個人にとって特別な作品になりやすいのではないかなと思っている。

その他

 土日が、一瞬で……。

 オンとオフの切り替えというのが苦手だしすべてオンにしたい。やっぱり平日早めに帰らなきゃな。というか当たり前のように残業しているのがおかしいんだけど。