日記

日記です

20190714

 9時ごろに研究室へ行ったけどずっとやる気が出ず、かといって堂々と本に逃げる気もせず中途半端に時間を費やしただけになってしまった。学期の終わりで課題が出始めている。精神状態が悪くなってくるのがわかる。やるしかない。

謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)

謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)

 学園ミステリものだと必然的に幅を出しにくい面はあるのかもしれないけど、乙一のあれと米澤穂信のあれっぽい雰囲気を感じるなぁとやや思った。どっちもそろそろ読み返したい時期だ。そういう意味でこの作品も好みの方の話ではあると思うけど、前はもっと好きだったはずなのに多少程度がおとなしくなっているようにも思う。好みの変遷って、怖いし嫌なことだと思う。ミステリとしてはトリックがちょっときつそうだなと思わないでもなかった。ミステリってやっぱり難しいんだろうな。

鍵のかかった部屋 5つの密室 (新潮文庫nex)

鍵のかかった部屋 5つの密室 (新潮文庫nex)

 トリックを公開してそこから話を作るアンソロジー企画。そこそこ面白かったけど、これを面白がってしまうということはやはりミステリ部分にはあまり興味ないのでは……という気分にもなった。感触としても彩瀬まる『神秘の彼女』が良かったかなとか思ってしまうし。そして最後の島田荘司のはレギュレーション違反じゃないの? 話として悪いわけじゃないけど企画ものとしてはどうなのって感じだった。

その他

 AGCが30分遅れているので暇つぶしに何か書こう。今日はなんか寂しさが高まってTwitterアカウント作りなおそうかとか考えてしまった。せめて今月中は頑張って耐えましょう。

 アカウントを消してしまったことへの後悔は強い。やってしまった理由としては、まず一つに高校の人の鍵アカウントが見れてしまうのが嫌だったというのはある。人の陰口とか見たくないし、鍵をかけなきゃできないような発言を僕に見せられても困る。僕はアクセス可能性に関しては開かれているべきだと考えているところがある。

 まぁでもそんな理由は大したものではなくて、大きな理由はやっぱり本の感想とか書いても反応貰えないのがつらかったからということになるんだろうなぁ。そして、それ以上にそれがつらいということ、つまり反応を欲しがっているのだということに気づいてしまったという点が嫌だったのだと思う。お前さ、コミュニケーションツールとして読書を利用するなよということ。別にほかの人がそうしていようとどうでもいいけど、僕がそれをするのは許さない。

 しかしこうやってそういうところから離れても結局本を読むことにはなっているし、読書好きを名乗る気にはやっぱりならないんだけど、なにかしらの意味においては小説が好きだと言えるのだろうとは最近思いつつある。だからこそアカウント残しておけば良かったなぁということにもなるんだけど、これはやってみなきゃわからなかったことなんだから仕方ない。ツイートデータが消えてしまったことは本当に心残りだけど、失敗に対する罰と捉えればそんなものだろうとも思う。

 自分が「動機の純粋性」みたいなものを求めすぎていることはわかってはいる。実際のところ、一人に依存せず依存先は分散させようというのと同じ話で、動機だって分散して持っておいた方が頑健なんだろう。しかし頑健であることがなんだ、そこに一体どんな価値があるというのだ。

 自分の気持ち悪さから自分だけはどうしても逃げられないのはつらいことだね。心さえなかったなら、と僕も嘯いてみますか。ちょうど30分くらいで書ける分量がこれくらいということで。