日記

日記です

20210817

 なんだか業務での効率が悪い気がする。なんでだろう。

読書

 読み途中でも、書きたいことがあれば書いて良いのだ。ということで、伴名練『なめらかな世界と、その敵』を読み直している。SF短編集。現在は3作品目まで読み終わったところ。

 で、まぁ書きたいのは『美亜羽に贈る拳銃』で、これが一番好きかもしれない。

人類は、愛を征服した

というように、これもまたテクノロジーによる種の更新的なテーマになっているところがある。やっぱり僕は理性至上主義的な側面があり、だから感情の克服というのは一目良いものに見えてしまうのだ。そのための小道具として拳銃形式のデバイスを持ち出してくるのはセンスが炸裂している。W・Kという命名も良いね。

 話はそこからツイストを重ねて遠近感が変わっていく。SF的世界観を提示しつつ、結局はその中における二者の関係にフォーカスしていくという描き方はいかにも伴名練といった感じで、嫌いではないがパーフェクトに好みど真ん中というわけでもない。表題作の『なめらかな世界と、その敵』もそうなんだけど、どこか「エモ」に振りすぎみたいな印象はある。良い話には臭みがあるというのと同じような感覚で、エモにも特有の臭みはある気がする。単に食傷気味というだけかもしれないけど。

その他

 ある観点から言えば、「学生にしてはすごい」という評価がもうあり得ないので、本当に結果出すしかないのだ、という気持ちはある。もちろんそういう価値観から離れるという手段もあるわけだが。

 この一件、バグの複雑さのわりに解決速度が速すぎて慄く。本物のプログラマとはこのレベルなのだ。実を言うと去年の就活中にnodchipさんが在籍している社の採用を受けたことがあり、まぁ落ちたわけだけど、こういうのを見るとそりゃそうだよなぁって思ったりするのだった。