午前中は卒業論文を完成させて提出しに行ったんだけど、明日(締め切り当日)にならないと受け取ってもらえないらしい。そうか。提出物を抱えていると気疲れしてしまうのでさっさと手放してしまいたいところだったが。
午後はまずイシイジロウのインタビュー記事を読んだ。謎解きにおけるフレーム問題をゲームは選択肢の列挙によって解決できるという話熱いですね。観客を導入して推理を推理バトルにしちゃえばいいじゃんというのもうまさに虚構推理じゃん! という気持ちになってきた。ミステリをパズルではなくショーとして扱おうみたいな観点が素晴らしくて、やっぱりここは面白い分野なんですよ。感受性を痩せ細らせてはいけない。
ついでにこのインタビュー記事内で言及されていた、ゲームAIで有名な三宅さんのインタビュー記事も読んだ。この人の言うことは半分くらい理解できないんだけど、まぁ面白そうではあるかなぁという気がする。研究室にあったのでその後は同氏の本を読んだ。
人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか
- 作者: 三宅陽一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/12/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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強化学習の説明はちょっと怪しいし、タイトルも良くなくて人工知能というかゲームAIの各種アルゴリズム解説という感じだったけど、そこそこ面白かった。ゲームAIに見た目それっぽい振る舞いをさせるためのハックみたいなのもそれはそれで面白い話ではあると思う。
その後はプログラムの修正や追加実験をいくらか。ハイパーパラメータのチューニングはなかなか大変な作業だ。組み合わせの問題もあるだろうから他を固定して1つずつ決めていくという方法も取れない。性能に結構効いてくる感じもあるので手を抜くわけにもいかないし……。
その他
日記を書くモチベーションが上がらない日とかそもそも時間がない日とかもいくらか出てくるわけだけど、雑な文章を書いてしまうと後悔する羽目になる。
今朝は夢を見た。エルフだったか吸血鬼だったかは覚えてないけど、とにかくファンタジー的な謎の種族の個体になって、大切な仲間が死んで泣くという内容だった。誰かが死んだことが本当に悲しくて号泣するなんて、おそらく僕の人生では一切ないことなんじゃないかなぁと思う。不思議な感覚だった。
やはり強く悲しいというのもある種の快感なのではないかなぁと思ってしまう。一般に強い感情は快感、くらいまでのことを今まで平気で言ってきたんだけど、では強い怒りはどうなんだろう。強い怒りが快感である世界はなかなか生きづらそうに思える。なぜかというと多くの場合怒りは不快感を発生させるからなんだけど、では強い不快感は快感にならないのか? もう字面からしておかしい感じがするが。
基本的に怒っている人を見るのは好きではないし、そこを回避しつつ適当な理屈付けができたらいいな。