スタッフロールが流れるところまで一気にやりきった。面白かった。野生ポケモンとかはかなり無視して、図鑑タスクも本当に必要最小限しか進めなかったので相当レベルが足りなかったけど、薬を駆使してなんとか倒せた。
ストーリーはややまとまりがなく、進め方にもよったんだろうけど、話が急激に進んでいく。異世界転生でもあるし、追放ものでもあるというのは偶然ではないんだろうか。セキとカイの二択はよくわからなかった。もちろんディアルガ・パルキアとの対応という意味合いはわかるんだけど、ストーリー的にすごく浮いている気がしてしまった。追放の後はもっと溜めを作っても良い気はした。追放されてからまた認められるまでが速すぎると、どうしてもカタルシスは少なくなってしまう。
各キャラクターがそれぞれの考え方をわりと尊重されているのは良かった。どうしても道徳的な話だと同化が中心になりがちだし、まぁ最後は結局そうなった気もするが、各キャプテンとかは勝手にやっている印象もあったので。
システム面について。途中でシンボルエンカウント〜戦闘がほぼシームレスであることに気がついてちょっと感動を覚えた。アクション含め、新時代のポケモンの第一歩目という感じがする。対人考えるとターン制は良いのかもしれないが、ポケモンの生物的側面に着目するならこういう方向に発展していくのが正当だとは思う。ボスのアクションパートはかなり緩めに作ってあって、解決法もほぼ一通りであるのはアクションゲームとしてはちょっと弱い感じもする。このあたりで手持ちのポケモンを上手く活かせる仕組みがあるともっと良かったとは思うが。
総合的に見て良いポケモンだったと思う。もともとポケモンって、昆虫集めと類似した、コレクション的な要素に注目したゲームだという話をどこかで見た記憶があって、図鑑タスクとしてそこに焦点を当てつつ、アクションを進歩させていくのでとても良いと思う。ターン制コマンドシステムの良さもある程度は活かしつつ、今後のポケモンは良いところどりで進化していったら良いなぁ。