普通。業務も普通。
読書
とても悲しくてたくさん泣いた。最近の僕は感情が平坦気味だった。こういう昂ぶる瞬間を求めていたのだと思う。
河野裕、半歩間違えれば狙いすぎというか、臭い文章にもなりかねなくて、僕は好きにならなかったと思う。でも半歩を間違えなかった、適切な距離に置いたのが僕にとっての河野裕でもある。
恐ろしいまでに直線的な形で「生と死」をテーマにした作品であり、ひょっとしたら作者にそういうことを考える象徴的な機会があったのかなと邪推してしまう。そういう瞬間が自分にもいつか訪れるのか。生活を行っている僕らには。
こんな日の後にも生活は続く。続くったら続く。