日記

日記です

1003

 コンピュータ将棋はバグが取れないまま。ニューラルネットの勾配がすぐ爆発する。ひょっとしてアーキテクチャが致命的にダメなんじゃないかという気がしてきたが、BonanzaMethodはちゃんと動くという実績が心の支えになっている。しかしそれももう一度検証してみないともう怖い。何もわからない。

 同期の環境構築を数時間手伝っていた。のに終わらなかった。UbuntuとCUDAとtensorflowとPythonのバージョン関係がしっちゃかめっちゃかになって何もわからない。こういうの本当にやっていて辛くなってしまうし、僕はフルスクラッチで書きたいなぁと思ってしまうんだ。

 氷菓の続きを観ていく。「期待」がテーマになる『クドリャフカの順番』編。でもちょっとだけバランスが悪い印象もある。原稿をナトリウムで燃やすの結構危ないし、トリックも結構成功確率が低い気がする。探偵役としての折木の重要度が微妙なんですよね。これが単体の作品なら探偵自体にももっとフォーカスできるような仕掛けをまた用意できたんじゃないかなぁ。しかし伊原摩耶花さんに良さがあるので全て正義です。ある種のバランスの悪さは、そういうところにも原因があるんだろうな。

 虚構世界の存在論は論理式と専門用語が飛び交う難しい部分に差し掛かってきた。論理学の基礎的な部分は学部の講義でやったことがあるとはいえなかなか馴染まない。前回は確かこのあたりで挫折したのだった。貸出期間の延長ができることに気がついたので、結構じっくり読むことができるらしい。メモは別のところに取りながら読んでいます。