日記

日記です

1004

競技プログラミング

 今日も今日とて一問だけ

 競技プログラミングをやっていて感じるのは、"慣れ"の力は偉大だなぁということである。別に地頭とかいうものが良くなっている気はしないが、明らかに解ける問題は増えている。将棋(元は囲碁?)の方では「棋は別智」という言葉があるそうだが、競技プログラミングでもそうだと思う。汎用的な智の能力というのは、かなり幻想に近いものなのではないかな。

 さて、AtCoderの青色も超えてくると正直かなり専門性が高まっていて、競技プログラミングがプログラミングの練習になっているとも言い難いのではないか。つまり僕のやっていることは完全に遊びで、毎日1,2時間をゲームに費やしているという意識を持つべきである。「実装力の訓練」などと言い訳をしているうちに自分でもそれを真だと錯覚し始めてしまうようではおしまいだ。やめるべきだとは思わないしやめるつもりも毛頭ないが、本来やるべきことである研究にどこまで役立つかというのは、あまり期待しない方が良さそうだ。もちろん、結果的に役に立つということがあればそれはそれで良いことなのだが。

コンピュータ将棋

 かなり重大なミス、というか勘違いに気づいた。よく勾配の式でy-tという式が出てくる意味が完全にわかっていなかった。これは損失関数の微分と活性化関数の微分を掛け合わせると結果的にそうなるという話だったんだな。交差エントロピー微分y - tみたいな真っ赤な嘘である関数を書いていた。書いていて疑問にも思わないなんて、何を考えていたんだろうね。

 線形評価関数の方でもsigmoidの微分を2重に入れていたから学習率を大きくしなければならなかったんだろう。しかしそれなら白美神の学習率はどういうことなのか。疑問は尽きない。

 基礎をおろそかにしているからこういうことになる。研究よりも勉強がしたい。同期の人たちは結構基礎からちゃんと勉強しているみたいで、優秀そうである。僕はと言えば、研究とも名乗れない何かをやっているうちにもう10月になってしまった。こうやって人との差がついていくのである。

氷菓

 全話見終わった。後半は『連峰は晴れているか』などの短編が連なり、最終的には『遠回りする雛』で締める。シリーズ全体としてのまとまりも良いし、やっぱり氷菓は良いアニメだ。

 この流れで原作の方に行こうと思ったんだけど、古典部シリーズは高校生の頃に紙の本で買って実家に置いてあるのだった。これだから紙の本はダメなのである。『ふたりの距離の概算』からは電子書籍で買っているため便利。

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

ふたりの距離の概算 (角川文庫)

 さっそく読んだ。読書メーターの記録によるとこれで読むのは3回目だそうだ。アニメシリーズを観た回数も同じなんじゃないかな。まぁ普通に面白い、程度の言及しかできないけど、そう思っているよ。