日記

日記です

20190514

 読んだ。個人的な感覚として「25XX年——」的な書き出しが全然好きじゃないというのも、一日くらい放置していたのだった。面白そうな雰囲気はあったけどこれをまとめきれたら円城塔になれるので沈没するのも仕方なし。

 他人の創作に口を出すだけの人間やばそうなのであまりそういうのにはなりたくないわけだけど、一切無視するのもどうなんだという気もあり。論文を書いて(書こうとして)いると、論文を読む姿勢が少し変わる感覚もあって、それを小説の方でも味わえたら確かに良いことなのかもしれない。

 以前ある人物に対して「どんなに悲しいことがあってもそれを創作(演劇)として回収してしまうんだろうな」という印象を持ったことがあって、それはかなり強い存在の仕方だと思った。意味を自分で作り出せたらもう敵なしだ。神概念に頼ることなくそれができれば良いし、別に神概念に頼ってもそれができるならよくて、神概念を信仰できないのに自分で意味をひねりだすこともできないとなるとつらい。神託を受けることなくこの歳まで来てしまった。