日記

日記です

1031

アニメ

 『Just Because!』を観た。青春恋愛もの。結構面白かったけど、もう一歩欲しいと思うところもあった。

 これはもう本当に個人的な好みになってしまうんだけど、もっと主人公の男を歪んだキャラクターにしてほしかったし、それを表現するモノローグがあれば良かった。そういう主観描写を排して作られているのは意図的なんだろうから、合わないというだけの話なんだろうけど……。

 でも好きな女の子のために推薦持ってるのに志望校変更して受験して落ちてっていう凄まじい流れをサラッと流してしまったのはあまりにももったいないように見えてしまった。そこには絶対描写して面白くなる感情の起伏があるだろうに。

 主人公のやり方は迂遠で、言い寄ってくる可愛い後輩も振ることになって、それなのにさらに失敗して、それは親友ポジションの男が逆に直線的に成功したのと大きく対比されるべきで。だから野球でも勝負があって、そこは本当に作品の根幹にかかわる部分じゃないのか。『Just Because!』ってそういう意味ではないのか。

 好きな女の子を追いかけて失敗してうつむいて、その落差があるから最後に顔を上げたとき相手がいることが救済となるんじゃないのか。オチも随分あっさり落として終わりって感じだったな。

 陸上部の女の子もあまり存在が上手く物語に効いてきてないように感じた。これがリアリズムなんだろうか。やはり僕はリアリズムなんてくそくらえ派の人間だ。リアリティよりテーマ性と100回唱えたい。

 各要素はかなり好みだっただけに、肝心なところでズレあることを感じてしまうのは悲しいことだ。

プロ野球

 カープは負けました。ビジター厳しいな……。厳しい。

その他

 明日からもう11月。研究をもうちょっと真剣にやらないといけないなと思う。いろいろやることは多い。できるだけ効率的にやっていくしかないな。

 UNDERTALEのサウンドトラックがApple Musicにあることに気づいていくらか聴いていた。やっぱり魅力あるな。Spider Dnaceが一番好き。しかしいくらか身に覚えのない曲があり、にわかっぷりが露呈している。とか思ってたらUNDERTALE周りでなんか来たっぽい? ふーん……。Twitter覗いてるとこういう速報性のある話題が目に入ってしまって邪という感じ。

1030

王座戦

 中村王座……。失冠。振り駒で後手を引いて、ずっと苦しい展開になっていたようだ。今の後手番は本当に厳しいな。

 斎藤新王座も好きな方の棋士なので頑張って欲しい。若手棋士が1期だけタイトル取ってポコポコ失冠していくのは悲しい。

プロ野球

 カープは負けました。16安打8得点で負けって。丸以外みんな好調なのでまた明日ですね。

その他

 結局Twitterをどう使っていくか決められていないうちに10月が終わりそうになっている。毎日考えがころころ変わってしまうので悩ましい。

 Twitterで呟く意味も特に感じないなぁと思ってしまうんだけどそれを言ったら「全てに意味はありません(終)」となってしまうので意味のないところに意味を見出そうとしなければならず……。

 というか小心者なので単純にフォロワー300を超えているようなアカウントを動かすのが怖いだけかもしれない。インターネットは基本的に怖いところだと思っている。

 いろいろ考えながらTwitterを見ていたら本質情報

 を目にしてしまったのでもうちょっとこの日記も続けようかという気分になってきた。そう、それ以外に理由なんてないんだよな。

 Twitterも古いツイートを今朝ちょっと見返しててやっぱり面白かったので、そういう目的のためになんか書いていくというのはわりと正解な気はする。コストと面白さが見合っているのかどうかというのは難しいところだけど……。

 面白かったツイートを一つ。まだ将棋ソフト開発を始めていない頃にWCSCを観た感想として

 とか言っている。特に気を付けてなかったから当然だけど「コンピュータ将棋選手権」という言葉が入ったツイートとかもしてるし、わきが甘いなぁ。これは発見もされるわ。

 冷や汗を流した思い出。

1029

 昨日ほど「精神年齢が少し進んだ」と明確に感じたことはない。終わるのだ。何もかも。死にたくない。老いたくない。

 3年間、苦しかったけどこの上なく楽しかったとも思っている。これはスイートレモン。

 社会性みたいなものが気持ち悪くなってそういうことやっている人間をまがい物だと思った。それは酸っぱい葡萄。

 俺の認知は歪んでしまったのか? 全てがひっくり返って見えるレンズを通して幸せを探していたのか?

 何もわからない。ひどく悲しい気分だ。

 幸せになることを諦めないのならやるべきことがあるはず。この日記ももう潮時なんだろうな。でも何をどこに書けば幸福度が上がるのか、それが問題だ。

1028

 今日は件の演劇人間とご飯を食べに行った。迷った末に、結局この前の日記に書いたようなことを話してしまった。僕は泣きながら話していたし、感じやすい彼も泣きながら聞いていた。

 3年間苦しかったという個人的な部分を言うところが一番詰まってしまった。でもそこがないと演劇を観に行く不誠実さが伝わらないから避けては通れない。こういう話をするのは好きではないのに。

 僕は自分が他人に愚痴を話す状況が嫌いだ。他人と会うときは「楽しませよう」という気持ちがなくてはならないと思う。別に僕は面白い人間ではないし、多くの場合失敗に終わるわけだけど、それでもこの気持ちを失った状態で他人に向かうことは想像したくない。

 今日はある種のイニシエーションになったのだと思う。まだ成人したとは認めないが、僕の精神はきっといくらか歳を取ってしまった。若さを失いたくない、個人的な感情について延々と悩んでいたい。でもこれはいつか終わりが来るものなのだと感じてしまった。それが無性に悲しかった。

 彼には良い作品を作って欲しい。自己満足とかで妥協せず、他人に何か伝える、伝わることを追求してほしい。それが僕にとっても希望になる。創作したこともない僕が偉そうに言うべきことではないと思うけど、創作者に望むのはそれだけだ。

1027

 今日は研究室に行かずにゆっくりする日。

ゲーム

 久しぶりにデレステ・ミリシタを触った。と言ってもミリシタはMelty Fantasiaをやっただけ。真壁瑞希さんの曲も気になるけどそこまで解放していくのが大変でやる気起きず。ガシャをちょっと見たら探偵もののやつをやっていて、衣装が完全に探偵コスチュームで面白かった。探偵要素を混ぜ込んだドレスとかではなくてそのままなのね。

 デレステは適当に何曲か。3D通常モードにして多少MVを楽しむ。北条加蓮さんの胡散臭い笑顔。

アニメ

 『心が叫びたがってるんだ』を観た。直球の青春もの。観る前から予感はしてたけど、僕にはちょっと直球すぎるなぁと思ってしまう。どちらかというと作中でやられたような作品を観たくて、対応する現実側というのはちょっと目に入れたくないものである。しかしそれを含めても全体の流れは結構良かったから、なんかもう一歩あればなぁと思った。しかし成瀬順、確かにこれは特定の層に刺さるキャラクターだな……。

 『月がきれい』を数話だけ観た。中学三年生の恋愛を淡々と描くというよくわからないアニメ。嫌いでもないけどめっちゃ面白いともならないな。

漫画

 道満晴明『ニッケルオデオン赤・緑・青』を読んだ。

ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX)

 1年に1回くらいのペースでもう3回目なんですね。以前日記にも書いたことがある気がするなと思ったけど、ほとんど内容には触れていなかった。まぁあまりどこがどうのって感想を書いていくタイプの作品でもない。雰囲気とか世界観とかおかしさを楽しむものだろうし。しかしこういうタイプの作品は間違いなく好きなんですよね。

 米澤穂信春期限定いちごタルト事件』を読んだ。

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

 2回目。ミステリとして物凄く面白いかというと微妙な気はする。キャラクターものの方に入るんだろうな。

 どうでもいい話だけど小山内さんという名前が良い。高校の同級生に小山内という苗字の人がいて、これまた皆「小山内さん」と呼んでいたし、この苗字にはそういう性質がある気がする。ヘアピンで髪を留める可愛い男子だった。

プロ野球

 日本シリーズ1戦目は引き分け。は~~~~~。なんだこの中継ぎ陣は。運だけで抑えている。打線も固くなっているのかなんなのか。まぁ引き分けだし、また明日からですね。

その他

 こうして書き出してみるとわりと休日を満喫している感があるな(書いてないけど叡王戦もちょっと観ていたし、競プロのコンテストにも出た)。精神的には虚無っぽい感じもあるんだけど。

 やっぱりもっと新しい作品に手を付けないとな。本当に僕は保守的すぎる。食わず嫌いが異常に多い。しかし触れる前の予感もわりと当たるので、根本的に知っている作品の量が足りないんだろうな。自主的に集めるべきなんだろうけど、欲を言えば勝手に面白作品情報が流れてきてほしい。そういうところやっぱりTwitterの方が便利そうではある。

1026

 今日は教授の誕生日とやらで飲み会が発生した。相変わらず僕は1滴も飲まないわけだけど、周りが酔っていくのを眺めているのはちょっと寂しい。味方が次々にゾンビ化していくような情景が頭をよぎる。それでも自分までゾンビになろうという気にはならないが。

 隣にはバドミントンサークル? かなんかで、コールとかする邪悪度の高い集団が来ていた。先輩の話によるとトイレでは1年生の女の子が吐いていたらしく、おいおいといった感じ。こういうの都市伝説だと思っていたんだけど本当に実在するんだな。ちなみに弊学の集団らしいとのことでした。やれやれ。

 弊研究室にはM1に一人、普段は真面目だけどお酒が大好きでハッピーになってしまう先輩がいる。聞く話ではB4のときは普通だったのにM1になってからお酒に目覚めてしまったらしく、きっと僕がお酒に手を出し始めたらこうなるのだろうなという見本みたいな存在だ。僕は、どうだろうね。どうなると思う?

 二次会もあったらしいがさっさと帰宅。こういうことしているから微妙に距離を取られるのでは。まぁそういう付き合いをしろというのは無理ですね。強要は全くされないのでそれは弊研究室の良い点だと思う。

 帰り際、ハッピーになったM1の先輩は「とても辛くなったときにはお酒という選択肢があるのは覚えておいた方がいいのではないか」と言ってきた。精神的に不調だった時期があるらしいことは僕も知っている。幸福がどんな形をしているのか、僕にはさっぱりわからない。

1025

 今日は全然集中力が出なくて研究室でお茶をこぼしたりして大変だった。

 原因としてドラフト会議の日だからというのもあったのだろう。特にアマチュア選手に詳しいわけでもないし高校野球はあまり観ない方なので、誰が入団することになってもよくわからないで終わるんだけど、つい気になってしまうイベントである。このあたり僕の邪悪性、フェイク性が表れているなぁと感じるところだ。

 広島東洋カープのドラフト1位は報徳学園の小園海斗選手だそうです。4球団競合から引き当てるとはクジ運が良いことで。カープに決まったときの笑顔が良かったですね。本心であれ作ったものであれ、こういうシーンで笑顔になれる人間は世の中を上手く渡っていけそうだなぁなどとよくわからない感想が。

 昨日今日あたり多少調べていたので小園の名前は知っていたけど、2位以下の選手はもう名前からして知らないという感じ。まぁとにかくカープに入団して、なんか活躍すると良いんじゃないかな。

 こういうドラフトだったりなんだったりで、プロ野球のファンやっていると結構失われる時間が多いように思う。しかし言ってしまうとプロ野球観戦ってあまり趣味って感じはしないんだよな。幼い頃からこんなんだったから、趣味っていうかもっと根幹に関わるような……。

 たとえば、幼い頃は社会人っていうのはみんな年俸制だと思っていた。つまり実力と評価・給与が直結するということ。働きが悪ければ容易くクビになるということ。これは言い訳かもしれないけど、やっぱり働く、お金を稼ぐことに対するイメージがそういう感じになっているので、アルバイトという概念がしっくり来ていないところもあるんじゃないか。

 まぁプロ野球くらいわかりやすい結果が残る世界ならともかく、普通の職場では実力を適切に評価するということは非常に難しいのだろう。なんらかの数値化は常にハックの対象となり得るから、いたちごっこをちゃんとやり切っていく覚悟みたいなのが必要になってくるのかなとかぼんやりと思っている。

 自分がこの先どういう職に就くのかさっぱりわからないな。人生で少なくとも1回くらいは転職してみたいとも思うけど、僕にそんな活力があるとも思えない。研究に向いている気はしないので修士まで取ったら就職はするんじゃないかとは感じているけれど……。ううむ、将来に対する漫然とした不安、だ。