日記

日記です

20230706

 昼から出社。後片づけたのであとは引きこもろう。

小説

 不思議な小説だった。意味不明な長セリフが多くて基本的には退屈だが、ハダリーの演説が炸裂するワンシーンだけは面白い。アンドロイドを人間的に愛するのではなくて、空虚なものとして愛する、そして空虚さを人質にしてアンドロイド側が愛を強要するという論理が捻じくれていて、しかもアンドロイドが本当のところちゃんとした人造人間と言えるのかは曖昧に描写されている。

 とにかく作者はよくわからないことを滾々と考えられるタチなんだろう。それが一部では効いているし、他の部分では古ぼけている。まぁ、とにかく人造人間を作ることに力を注いでおけばいいか。