日記

日記です

20200614

 今日の夕方は完全に気分が落ち込んでいて、今の自分というのは先発が3回9失点くらいの爆発炎上した後に出てくる2番手投手みたいな感じだなぁと思った。つまりこの試合に勝ち目なんてほとんどないことはわかっていて、とにかく淡々と試合を終わらせることだけが役割だということだ。以前どこかの人は

映画館で映画を見ていてとてもつまらなくて席を立とうかと考えたときに「いや……ラストは面白くなるかもしれないし」「途中でどんでん返しがあってとても面白くなるかも」「千円以上払ってるし……」と席を立たないでつまらなさに堪えている時間あるじゃないですか、あれが人生です

などと言ったりしていたが、どうやら座っているだけではなくてボールを投げないと試合が進行しないらしい。2番手として出てきた僕も失点を重ねて、あぁ「実は野球じゃなくてバスケットボールでした!」みたいなことが起こらないかなぁと夢想しながら適当に球を放っているだけになる。だいたい炎上した先発が悪いじゃないかという気分にもなるわけだけど、残念ながらそいつも僕であり、試合中に急に思い立って新しい変化球を試してみたりしたところ案の定炎上したという救いようのないアホをやらかしていたりするのである。白けた球場の雰囲気が刺さって痛かったりもするけどとりあえず投げつけるしかなくて、打たれる四球また打たれるというようなことを繰り返しているうちにときどき運がよくアウトが取れるのを拾ってなんとか回を終わらせたりする。野手のみなさんが点を取ってくれないと根本的に勝ち目がない真の意味での他力本願なのだけど、この点差ではやる気が出ないのか攻めも淡白で撤収体制にしか見えない。どうにからならないかなぁと思いながら結局明日も適当に球を放るしかないのでそういう感じなのです。