日記

日記です

20190108

 昨日いろいろやってたらUbuntu(のChrome)がなんか壊れたっぽく、動画が再生できなくなった。普通に使う分には問題ないのに動画だけが再生できない。こんなピンポイントに壊れることってある?

 動画のない朝ご飯は寂しい。孤独感が強い。昨日気まぐれで魚肉ソーセージを買ってしまい、インスタント味噌汁も気まぐれで減塩タイプのものを買っていたので、そういう意味でも普段と全然違う朝食になった。これは誰の人生だ? 自分ではない誰かの身体に精神が乗り移ってしまったかのような。

 10:42に研究室着。歩いている途中、そういえば高校の同級生に「夏」という苗字の人がいたなぁということを思い出していた。人名としてだと「な」の方にアクセントが来るのが面白いと思う。そうしてみると「なつ」という音の響きが良くて、口に出してみたくなる。こういうことを思い出すのも偶然ではなくて、数日前LINEで高校1年の時のクラスが集まったグループに誘われたからだと思う。入ってはいない。完全に精神がダメになってしまっている。社交性が消え失せた。6,7年前に比べてユーモアとかウィットとか機転とか、そういったものが非常に衰えたと思う。面白くない人間は好きではないなぁと常々思い続けてきたし、そういう人は目の前から消えてくれと思っていたわけで、それに従うしかない。

 午前中は同期の卒論を添削しようと思っていたんだけど、送られてこないので本を読んで過ごした。昨日の18時が締め切りなのにこんなに遅れられる精神がよくわからない。

 ようやく届いたものを添削したり、自分のを添削してもらったのを見返したりしつつ20時過ぎに離脱。遅くなったので夕食はお弁当に。

 帰宅が遅くなると家で開発する体力が残っていない。順位戦をダラダラ観ているうちに寝る時間。今日はなにもできなかったよ。

 怖かった。かゆいのとか、虫とか、怖い。人の善意と悪意がぐちゃぐちゃになってとにかく嫌なことが起こる。お化けとかよりもそういうのが怖い。地獄じゃん。地獄を肯定的に扱うなよ。地獄に自分から歩きに行くって何? 示された文章が何を示しているのかわからない。僕はちゃんと本を読めているのか? 意味を読み取ろうという積極性が足りないのかもしれない。僕のできる唯一のコミュニケーションなのに。

 いずれまた読み返したいけど精神的に受けるダメージが大きいので無理かもしれない。耐えれられないものもある。ほかの作品ならマシだったりするのかな。すごい作家であることはそうなんだろう。

 少し落ち着いてから感想を書き直す。純粋性を求めたときに、汚れた僕らは地獄に落ちるしかないということだと僕は解釈した。過去の汚点を誤魔化して修正してはいけない。汚れをそのまま直視するしかないし、失敗は取り返せない。完璧な人間などいないのならば地獄にしか行き場はない。こういう純潔の叫び方もあるんだな。

その他

 まだ諦めの一歩先へ行く段階ではないな。それ以前としてきちんと諦めることすらまだできていない。今年の目標に「何も期待しない」を追加します。

 ある組織に属している人間を何かしらの能力で順序付けできたとして、中央値の人が一番心地よいのではないかなぁと思ったりする。上にも下にも人がいて、気分次第でどっちを見るか決める。

 人の優秀さでもって順序付けができるという幻想から逃れられていないのだなぁと思った。見識が狭い。

20190107

 平日なので10時に研究室着。起きたのは8時。着くまでに2時間はかかりすぎだなぁ。

 卒論、なにをどう修正すればいいのかわからなくなってきてあまり進まない。研究室のSlackに投げたら参考文献が少なすぎるという指摘を一つだけもらった。素晴らしい連帯感だなぁ!

 それはそうと参考文献が少なすぎるというのは完全にサーベイが足りてないからなんですよね。これヤバいのでは? 月末までにそんなにたくさん増やせる気はしないぞ? というか根本的に後から参考文献を増やすって何? それは本質的な引用にならなさそう……。とりあえず30個くらいあった方がいいみたいな数を目標に出されるのはなんかなぁと思ってしまうのだった。

 僕以外の同期はそれなりに仲良さそうにしていて、あぁーと思ったので18時半ごろに退散。話を振られても困りそうだけど見ているだけなのもあれなので研究室に行かないというのが正解になりそう。いいもん僕にはインターネットがあるし。

 帰ってからはダラダラとコンピュータ将棋をやる。なんとか対局できるものは作れそうな目途が立ったのでWCSC29に参加登録もした。やっていくぞ。

その他

  • メインブログを水たまりの方に変更した。これでこの日記を見つけるのはかなり困難になったんじゃないかと思う。水たまりは誰に向けて書いているブログなんだろう。そういうのがよくわかってなくて、だから文体とかも定まらなくて、没になった記事も多くて。丁寧語で書き始めた記事はほとんど没になってしまった気がする。
  • ゲーム(虚構)キャラクターに対しては残虐になれるということについて考えていた。現実世界においても残虐なことをできる人間は世界がそういう風に見えているのかなと思ったりもする。その見方はかなり本質的だと思うし、僕だって本当のところは僕以外全員哲学的ゾンビだと思っている節もある。しかしそんな中でもやっていく必要はあるし、たとえば虚構キャラクターと愛を結ぶことを考えたときに、DDLCとかOne Shotとか異セカイ系とか、今パッと思いつくのはそのあたりだなぁ。
  • 今年の目標、「諦めの一歩先へ」にしようかなぁ。何も期待しない中でやっていくという気持ち。

20190106

 午前中は動画サイトを観ていたらいつの間にか終わっていた。やはり日曜日だとどこか休日だという油断があり、こういう過ごし方をしてしまう。

 家に食料を置かない作戦を継続中なので昼から外出。これやっていると災害とか起きたら餓死してしまうなぁとは思うけど、毎日外出する強制力が生じるメリットは非常に大きいからしょうがない。災害が起きたらすべてを諦めましょう。

 研究室では論文を読んだ。今はPrioritized Experience Replay、あるいはこれの分散型のApe-Xが気になっている。学習データに優先順序を付けるのは感覚的に筋が良い方針だと思う。しかしApe-Xの性能の上がり方はすごすぎて少し怪しいくらいだなぁ。

 逆にDouble-DQNはあまり……と思ってしまうんだけど性能は良いらしいし使っている論文が多い。ううむ、探索使える分野ならあまり気にする必要がなさそうにも思えるが、気にしておくべきか。

 夜は競技プログラミング。典型DPばかりが出るコンテストで気持ちよく解くことができた。これぐらいのDPならサラッと書けるようになっているのだなぁ。明日もあるので途中で離脱。流石に25時までは付き合ってられないぜ。

後輩

 後輩が怖い。正確に言うと後輩という存在ができたときに僕がどういう態度を取るのかが恐ろしい。たとえば後輩が何かスライドの添削を頼んできたとして、そのスライドにページ番号が付いていなかったら僕としてはそもそも読む気が出ずその場でその資料を破きたい気分になるだろうなということを考える。自分が気に入るフォーマットに沿っていない時点でその他一切の評価をしないというのは完全にパワハラ的所作だ。実際にそういう動作をやるかどうかは置いておくとして、そういう気持ちが自分の中にはある。

 慣習に染まるというのは恐ろしいもので、合理性のないものでも自然にやっていると疑いがなくなってしまうと思う。ページ番号はスライドの不備を指摘するときに便利なので合理性はあると思うけど、しかしなくても数秒手間取るだけで済むといえば済む。それを押し付けられることが不満だと言われればそれ以上突っ込むことはできない気がするし、そういう合理性の追求を一つ一つ慎重にやっていかないといけないわけだ。これを今までできているとは思えないし、できていないならば自分で合理性を確認していないものを下の世代へ無批判に受け継いでいくだけの存在になってしまう。それは大変恐ろしいことだ。

 まだほとんど話したことない人間との対話を想定して怖くなる人種です。

その他

 効率的な生き方を目指す必要もないのかなと感じ始めてしまっている。上を目指すのでなければ効率的な行動をする意味はないし、むしろ伸びしろはゆっくり埋めていった方が良いということすらあるかもしれない。大抵のことは成長を感じているうちは楽しくやれるわけで、さっさと成長しきってしまうとその後が辛い。成長が目的ではなく手段であるならこれは本末転倒なわけですが……。

 技術力(?)を高めてなにかしたいことがあるか。特にその先のビジョンが見えているわけでもなく。動機が生存によって汚染されているという感覚がある。存在者は純粋になれない? そんな……。

20190105

 朝7時頃に目が覚めて良い調子だったんだけど、プログラミングをしていたら眠くなってしまい、少しだけ寝ようと思ってベッドに入ったら12時になっていた。世界は狂い始めており、もはや時間の進む速度は一定ではない。

 昼になっていたが今日は卒論の第一稿を提出する日だと勘違いしていたので渋々大学へ向かった。実際はそんなことなかった。そりゃ1/5の土曜日に提出なんてことはないか……。

 卒論、相変わらずあまりやる気が起きない。どうせあまり読まれないという話を聞いてからかなりモチベーションが下がってしまった気がする。ブログ記事を書く時の方が間違ったことを書いてないか慎重になっているかもしれない。学内にどうせこの分野の専門家はいないし、インターネットの方がよっぽど厳しい目で見られるのでは。専門家に読まれなかろうと正確に、精密に書いていく誠実さなんですよね。僕にはない。

 卒論を公開するってどうなんかなーと思って少し検索してみたら、まぁ権利がどうのこうのというのもあるんだけど、クオリティが低すぎて公開したくないという意見がそこそこ見受けられた。僕のこれはどうなんだろう。今はまぁそこそこなのではと思ってしまうんだけど、致命的に間違っていそうという気もするし何かもろ被りしている先行研究もあるのではないかという気もする。それでもまぁ公開は好きにしていいよって言われたら公開を考えるくらいではある。

 本当は卒論のクオリティを上げてどこかに投稿するというのが一番なんだろうけど、オセロをこれ以上触る元気が起きない。さっさと将棋の方に移りたい。

 帰ってからコンピュータ将棋をやっていたが全然実装の方針がまとまらなくて終わる気配がない。大丈夫か……?

その他

 クッキーの日記、あの充実した内容をこの更新ペースで投稿できるのはすごいなと思う。頑なに対話形式を崩そうとしないのも良く、これは常人には到達できない領域だなぁと感じる。

 人、140字を捨ててもっと長い文章を書くようにすればいいと思う。

20190104

 卒論はやる気が出なくてあまり書けず、コードの方は能力がなくてあまり書けず。自分の研究はなんの意味があるんだろうのターンになってきた。

 厳しい。自信が失われてきた。何もコードが書けないんじゃないか? その通りです。

 本当に僕が持っている能力ってC++でコード片を少し書けるくらいなもので、それも大したことないし、他のことは全くわからない。

セカイ系

 これは全く以て個人の見解なんだけど、セカイ系とは表現の手法であってテーマを示す言葉ではないと思っている。だからセカイ系を用いて何を表現するかというのは自由なわけだけど、一方で各表現手法とテーマの間には相性があって、セカイ系の手法で語られやすいテーマというのも確かにあるのだと思う。具体的になんだって言われると困ってしまうけど、愛とか信念とかそういうものは比較的語られやすい気がする。逆に語られにくいものは……社会関係的な複雑性とかだろうか。セカイ系がそうした中間項としての社会をすっ飛ばすものなのでそれが語られにくいのは当たり前なんだろうけど。

 つまりセカイ系であっても苦手なテーマである作品というのはあり得るし、「他者への愛」とかがテーマにされると僕には合わないだろうなと思っている。他者が自分の中に内面化されてほぼ自己愛みたいになっている構造ならむしろ好きだとは思うんだけど。セカイ系にもいろいろあり、その全てを丸っと好きですと言うつもりはないという話。

 セカイ系なんて言うけどその実「創作によくある誇張や省略」を極端にしただけのものではないかという気もする。主人公が悲しければ空が曇る誇張や省略が行われるのはそこに注目してほしい何かがあるからで、それがどんどん肥大していき世界の境界と一致したものがセカイ系。今のところはそういう理解です。

その他

 昼間に書き溜めたものと夜に書いたものでテンションが変わりすぎる問題があるから書き溜め形式はダメ。ダメだけど別の日に投稿しようと思ってEvernoteとかに移したものが結局ずっと日の目を見ないままになったりしているのでとりあえずでも出さないと。

 人々もっと優しい言葉を使えばいいのにな。以前は僕ももっと攻撃性が高かったのに、すっかりぐにゃぐにゃしてきてしまった。

20190103

 午前中は虚無を過ごしておき、昼頃に実家を脱出。やはり僕は実家にいると何もできない状態異常にかかっているようだ。

 帰ってからは少しだけコンピュータ将棋をやる。CLionのコードチェックがわりと細かく、それに対処するだけで結構時間がかかった。あまり本質的ではないような指摘もあるし、僕とは気が合わない書き方を推奨してくることもあるのでなんかもう少しバランス取れればいいなぁと思っているが。調べたらある程度設定できるっぽいので明日やってみよう。

 Twitterは真面目に運用していこうのターン。日々使い方には悩んでいく。

 あー竹宮ゆゆこ、という感じ。いや、竹宮ゆゆこ作品はとらドラ!しか触れたとないしそれもアニメだけなんだけど、まぁこんな感じでしょというイメージそのもの。タイトルとかかなり惹かれるものがあるんだけど、実際に読んでみるとうーんとなることような。やはりセカイ系ではないんだよな。そういうことを確認していく日々。もっと完全に見たこともないような人の小説を読んでみないと。

その他

 正月休みはあまり良い過ごし方ができなかった。明日から活動再開なので、またここからやっていきましょう。

20190102

 実家の自分の部屋ではどうも机に向かうという動作が取れないようだ。レイアウト的な問題なのかよくわからないが、ベッド上に寝転がる以外のことができない。早くここから脱出しなくては。明日の昼くらいにはもう出たい。

 お金を使うぞ。預金残高の一番上の桁を減らすつもりでやっていかねば。とりあえず本2冊とCDを1枚(まぁどちらもデジタルデータなんですが……)を買った。ハズレを引くのを恐れない! ハズレを引くのを恐れない!

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

虚構推理短編集 岩永琴子の出現 (講談社タイガ)

 こうしてみると城平節という感じもするし、印象というのはよくわからない。個人的に城平京のミステリ部分はそれほど面白くないと思っていたんだけど、こういう構成ではなかなか良いように感じる。やはり純粋なミステリが得意な方ではないという気はするが……。

ライト・ノベル

ライト・ノベル

 滝本竜彦がどこへ向かっているのか僕にはさっぱりわからない。やはり僕は読解力とかそのための根気とか丁寧な読書みたいなものがさっぱり足りていないようだ。もう少し落ち着いて読めればまた違ったのかもしれないけど、それはほとんど無理な話だとも思う。こういう前衛的な小説は誰かが解説してくれないとわからないまま。それを悲しいとも思うけど。