日記

日記です

20200623

 今日はそこそこ作業できた方な気がするが、でもストップウォッチを見たら4時間程度でしかなかった。ここ数日は集中できて作業している時間を計測してみているのだけど、平日でも一日3時間から4時間くらいが現状の限界っぽい。休日は0時間なのだけど、たとえば読書が実は集中力が必要な作業としたら同じくらいかなぁという気がする。この時間をどれだけ伸ばしていけるか、そして限られたこの時間を何に割り振るか。

 中島義道の本を久しぶりに読んだ。哲学と厭世的エッセイの中間のような文章を書く人だという印象だったけど、思っていたよりもちゃんと哲学をしていた。なんとなく永井均の方が、哲学的に"らしい"テーマについて考えているように見えるところがあって、それに対して中島義道はいくらか世俗的なことも多く、哲学らしくない印象を受けることもあったんだけど、「自分の関心事について徹底的に考え続けること」という姿勢そのものが貫かれていることには変わりがないのだな。

 そして、それしかきっと根本的な問題へ立ち向かう手段はないんだろう。僕自身は「死の恐怖」を感じている自覚は(少なくとも今のところ)あまりないから、テーマ自体が中島義道に一致するわけではない。だけど何かしらの生きづらさを感じているのはそうで、現状が苦しいのはそうで、簡単な解決は見えなくて、だから僕は僕の関心事に対してもっと向き合うしかない。もっと考えて、言語化して、もしかしたら考えが進む。僕はそうやって抵抗していきたい。抵抗できないのだとしたらその抵抗できなさこそを考えていく。そうやって少しずつ食らいついていって……。

 とにかく黙ってはいけない。黙りたくない。死ぬことに対する抵抗感があるとすればそれが黙ることに繋がってしまうからだ。無理やり口をふさがれるまで自分から黙ってなんてやるものか。と、今は思った。