日記

日記です

20200430

 祖父が亡くなったそうだ。はっきり言ってしまえばそれほど接する機会があったわけではなく、その意味で特段悲しいわけではない。一方で親にとっては自分の親が亡くなったわけで、それが重大事であることは理解できる。そのようなときにどういう反応をすれば良いのかわからなくてフリーズしてしまう。

 一般に人が亡くなるのは悲しいことだという感覚はある。世界を開いていた主観が一つ閉じてしまったのだ。いや、「他人の主観」についてそういう理解の仕方はできない、そういう想定はできているつもりでも間違っているというのが先日読んだ永井均による考えだろうし、僕もそう思うのだけど、でもやっぱりなにか共感のような形をしたくなってしまう。

 親が僕に対して期待していることを勝手に想像して、それができなくて、勝手に苦しんでいる感じがある。対親だけではなく、僕の取る大体のコミュニケーションはそんな感じなので結局疎遠になることが多いのではないか。そうとはわかっていてもしんどい。