日記

日記です

20190917

 精神が限界に達したので最初から読み始めて一気に読み終えた。とても素晴らしく、そして残酷だった。そう、僕はこの選択をかっこいいと思ってしまうんだったな。こういう選択があり得るということを示されてしまったんだ。真っ暗闇の中に自ら入っていくことを、あらゆる物語的力を持って肯定する話だった。きつい、きついよ。これを示されてそうできる勇気が、力が自分にあるわけないじゃないか。しかしその選択肢は示されてしまった。もう「気づかなかった」なんて言い訳は効かない。思えば僕はこんなとんでもないものを小さい頃に読んでしまったのだなぁ。これのせいで性格歪んだんじゃないか? とすら思えてきた。そこまでは運命で、そこからが選択になったのか。きつい。受け止めきれない。あぁでも本当に特別な作品だ。僕にとって本当に、かけがえのない作品だ。