日記

日記です

20191027

 まだ読むべき論文をリストアップしていく段階なんだけど、そのリストがどんどん膨れ上がっていく。しかしそれも既存の発表資料を辿っているだけなので、少なくともその資料の作成者はそのほとんどを知っているわけで、それは大変なことだ。世の中には大変熱心な人がおり、そういう人には到底及ばないなと強く感じる。最近やや血迷って「研究者的な生き方も選択肢として考えてみても良いのでは?」とか思っていたが、いやないな。完全にない。

小説

 さすがにロボットものを読んでいくというならこれを読んでいないのはおかしいだろうということで。きちんと考えられるべきことが考えられているという感じで面白かった。ロボット三原則なんてものを持ち出す時点で行動原理を利用した仕掛けなんてそりゃ当たり前に考えるよな。どの話もそれなりに良かったが、個人的には『うそつき』とかそういうのが結構好き。『迷子のロボット』とかも、あーそういうパターンがありえるのかと感心してしまう。僕は『逃避』の方がやっぱりすぐ浮かぶアイデアだと思うし、しかしこれの解決の仕方もまた上手いんだな。あとは最後の『災厄のとき』というのも、やはりそれが最終の姿として置かれるよなと。うん、素晴らしい作品だ。もっとこんな感じのミステリっぽさのあるSFが読みたいしそれは絶対存在しているはずだという確信がある。

 ところでロボット心理学者という立場、ニューラルネットワークのお気持ち判定士っぽいな? とか思ったりもした。自分のやっていることってやっぱり数理的な何かとは結構距離があるし、「こういう気持ちでこういう挙動が発生していそうだからこういう実験をしてみる」の繰り返しなんだよな。損失関数の与え方と表現ベクトルの様子から挙動をエスパーして謎の修正を加えるみたいな。

 えー、なんかいろいろ意味有りげに語られてたもの全部放り投げて終わったー!? すごい。こんな投げっぱなしがあるのか。入間人間よくわからんなぁ。

ゲーム

 最近こつこつまたプロスピをやっていて、やや難易度を下げて1年間やった。.465 77本 213打点とかそんな感じのアンタッチャブルレコードを打ち立てられたので満足。しかしそんな成績を残してもチームは最終戦勝てばリーグ優勝、負ければ2位という状況まで追い込まれ、負けた。ゲームですら緊張してしまうので本物のプロスポーツ選手は大変だなぁと思う。僕はそういう精神が本当に弱いので記録がかかったり重要な場面で打席が回ってくると厳しかった。まぁなんというか、ダメでも落ち込まない精神が重要そうだと思ったし、それは良い結果でもそこまで喜ばないこととセットなんだろうな。

 基本的にセーブ&リセットはしないようにしてたけど流石に最終戦負けてリーグ2位はアホらしすぎたのでリセットした。そこでリセットを我慢できるほどの強靭な心は持っていない。しかし一度リセットしてしまうともう二度と緊張感は戻ってこないもので、CSや日本シリーズはリセットなしで勝てたんだけど、それは「最悪リセットできる」という後ろ盾があって気楽にできたからこそという面もあるだろうし、そこに意味はないなぁと思った。現実のリセット不可能性みたいなの、あまり重要視してきたつもりはないんだけど本質的なものなのかな。