日記

日記です

20191021

 月曜日は中途半端な時間に講義があってなかなか集中した時間が取れない。今日は王将リーグもあったし作業はあまり進まなかったな。

小説

 昨日観た『イヴの時間』が良かったのでなんかアンドロイドものを読みたいなという気持ちになったので。そういうので真っ先に思いつくのはフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』だけど、それは結構最近読んだからとりあえず後回しで、そういえば森博嗣もそういうの書いていたなぁということを思い出したのでこれ。3年ぶりくらいの2回目らしい。

 やっぱりいくらか森博嗣の作風は淡白すぎるなぁと感じてしまうところで、もっとわかりやすいツイストとエモが欲しくなってしまう。まぁこの穏やかな落ち着いた雰囲気もそこそこ好きではあるんだけど。続き読んでいくか微妙なライン。もう少しは読んでみようかなぁ。

 アンドロイドがここまで人間に近づいてしまうとやや興味を失ってしまう。僕はやっぱり人間に対していくらか否定的だし、反対にキャラクターには肯定的で、アンドロイドにはキャラクター的であってほしいと思う。キャラクター的であることを正確に言語化することは難しいけど、「目的にかなった合理性」というのは一つ大きな要素だと考えている。所与の目的があり、それに対して合理的な振る舞いをする結果としての美しさは、人間にはなかなか出し切れないものだと思う(部分的に僕はプロスポーツ選手などにはそれを見出しているが)。『イヴの時間』を観て、そういう振る舞いを持つ存在者としてのアンドロイドに僕はすごく可能性を感じたし、作劇パーツとしてかなり都合が良さそうだとも思った。そのあたりをミステリ的手法と混ぜ合わせて華麗に描いてくれる作品がこの世にはいくらか絶対に存在しているだろうという確信もあるので、今後うまく探せていけたらなぁと思うところ。