10:34研究室着。朝遅くなったがそれはよく眠れたということでもあるので良し。しかし夕方ごろまでパソコンいじりと読書で解けて、最後だけ少しやる気になったけどあまり成果が出たという感じもなかった。
漫画
- 作者: 伊奈めぐみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/08/08
- メディア: コミック
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この作品読むたびに思うけど、デフォルメされているので騙されそうになるが渡辺明なんだよな。
ついでに渡辺明ブログを読むなど。先手後手で結構勝率に差がある棋士もいるもんなんだな。ホームとビジター程度の違いという話がかなりしっくりきた。
あとは順位戦の羽生九段戦の振り返りとか、「実戦はひとまず△95歩が入るかどうか聞いて▲同歩だったので」とかそういうところがいかにもだなという印象。最終盤も1分将棋だったから当然読み切れているわけじゃないだろうけど、自然と急所に手が伸びるというやつか。
僕はわりと棋力と性格の間に幻の相関を見出したくなってしまう人間なんだけど、羽生善治とかあの性格にあの棋力が宿ってるの意味わからんし、渡辺明も別の意味でわからんとも思うので幻。豊島、永瀬あたりはさもありなんという気がするんだけど。
小説
- 作者: 今村昌弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2019/09/11
- メディア: 文庫
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(特殊設定ミステリなので)そこそこ楽しめたといえばそうだけどなんだか釈然としないところもあるようなないような。やはり本格って将来的に2回目読み直すことがなさそうな気がする。
- 作者: 円居挽
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/21
- メディア: Kindle版
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えー、なんかそこそこ面白く読んでしまった。謎の悔しさ。円居挽、面白いのか面白くないのかよくわからない立ち位置になってきた。とりあえず言えるのは京都の話書かせとけばなんとかなるみたいな(ホントか?)。
やっぱり「ミステリが苦手」までいくと言いすぎて、「本格ミステリが苦手」という感じなのかな。自分の好みにミステリが部分的に重なっているとは思う。結局ミステリそのものを読みたいわけではないからなぁというのがつらいところだ。騙されただけ、あるいは知恵比べをしただけでわー楽しかったとはならないんだよな。読者の心に隙を作ってそこに"良い話"を混入させるための手段としてしかミステリを評価していない。しかし本格以外という感じでミステリを探していても『イニシエーション・ラブ』『葉桜の季節に君を想うということ』『殺戮にいたる病』『ハサミ男』あたりがお勧めされているとウゲゲーってなってしまうのも確か。そうじゃなくてさ、そうじゃないんだよ……。
徐々に自分の好きなものの輪郭は掴みつつあるから、そこにいい名前が与えられればかなり開けてきそうなんだけどな。根本的にジャンル名を探すっていうのは難しい作業だ。