午前中は二度寝してゲーム。隻狼のトロフィーをコンプリートした。PS4のソフトでトロフィーコンプリートしたのはこれが始めてだし、PCでのゲームを合わせても本編をクリアすればすぐ実績が全解除できるICEYくらいしかコンプリートしたことはなかったのでほぼこれが始めてと言っていいと思う。隻狼は明確に面白かった。慣れというのは恐ろしいもので、あれだけ1周目苦労したわりには2周目以降の楽さがすごかった。一つの物事に慣れていくことでの精度向上は信じていいことなんだろう。
- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: Kindle版
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1巻を読んでみたら大変魅力的だったので4巻まで一気に買って読んだ。これまたすごい作品に出会うことができたのだが、また連載中の作品を読むということになってしまった。理念に反している。
- 作者: 戸谷洋志,糸谷哲郎
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2018/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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面白かったがもう一歩踏み込んでほしいところもあった。全体的に2倍くらいの量が欲しいくらい。
興味を惹かれた点をいくつか引用すると
戸谷 相手の国籍や属性をあげつらうと、ただちにヘイト・スピーチになるっぽい? じゃあ、「ドイツ人ってソーセージ好きだよね」はどうですか。
糸谷 危ない。
糸谷氏の人権原理主義っぽい面が出ている部分だなと思った。僕もかなりこれに近い考え方ではあると思う。
戸谷 資本主義とは異なる世界の秩序、もう少し抽象的に言えば、自分に見えている世界とは違う世界のあり方を想像できない世代でもあり、この社会が進歩していくことも期待できない世代でもある
現代のある種の閉塞感がこのように表現されていて、これ自体は特別目新しい考え方ではないと思うけど自分としては多少納得感があったりもした。しかし中国の方を見れば未だに共産主義っぽいことをやっているわけで、これはただ単に僕の見識が狭いだけの問題なのかもしれないとも思う。
糸谷 本当に幸せなんですかね。自分が幸せじゃないと言えるかは微妙、くらいの感じだと思うんですけど。不満はあるけど、とりあえずこの状態でいいやみたいな。
戸谷 糸谷さんの同級生とかを見ていて、みんな幸せそうですか。
糸谷 生きてはいますね。
「生きてはいますね」のところを読んで手を叩いて笑ってしまったが、いやしかしかなり実感に近い表現なのではないか。
糸谷 結婚は神話として優秀なんですよ。
きっとそうなんだろうな。
戸谷 僕の視点からすると、それは強者の論理にも映る。みずから戦略的な目標を設定できるということ自体が、非常に強い人間だと思うんです。
世俗的な部分に対して哲学が貢献できるところを考えている戸谷氏から見ればこうなるのも当然だという気はした。