今日は11時ごろに研究室へ。学習はちゃんと回っていたので一安心。結果もそれなりか。
まずは昨日のAGCの反省をする。今日はこれさえできれば良いという目標で来たので14時半ごろに終わって気分が楽になった。
気が抜けてしまったので明日新B4に出す課題の確認などを少しやった後はずっと本を読んで棋王戦を見届けて19時ごろ帰宅。やること忘れてないかな、大丈夫かな。
読んだ本
Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 円城塔
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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2回目。いやぁ円城塔完全に天才なんですよね。プロットを放棄して構造だけでここまで語れるのは異常です。僕はかなりプロットによる遊びが好きな方だけど力でねじ伏せられる。
自己言及によってしかその存在性を確立できないもの。僕にとっては「わたし」それそのものとしか思えない。そういう読み方をどこまで想定しているのか、単にSF的な面白アイデアをこねくり回しているだけなのではないかという疑念も多少あるわけだけど、いやいやそうと読める部分が結構あるぞと思い直してきた。たとえば無限に近い人がいるリタの話とか、最後のSelf Reference Engineそのものの話だったりとか。
作中のようにほとんどあらゆるものの操作が可能になった中で言及と存在性とはどういう関わりをするんだろうみたいな思考があるわけだ。物理的な存在性って巨視的に見れば取るに足らないもので、言及による存在性の操作、確立こそ重く見なければならないんじゃないのみたいな気分になる。
ところでこの本に対する感想をいくらか見てみたけどどれもなんか歯切れの悪い感じになっていて、それはまぁ本の方がすごすぎるし内容もないようだから仕方ないことなんだろうけど、その誰にも語れない感じが面白かった。語り得ないものを語ろうとして空転して、それに対する言及も当然ながら上滑りして、どれも全て滑稽ならばそこにさらなる滑稽を一つ付け加えるのも一興だろうことで僕も一つ。
ゲーム
よく言われることだけど、成長を感じられるなら大抵のものは楽しいと思えるんだろうし、ある種のゲームはそういうのを上手くエンターテイメント化したものと言えそう。そして成長曲線はだいたいS字っぽくなるというのもそうなんだろうし、ならばいろいろなゲームを適当なタイミングで切り上げながらやっていくのが一番成長部分を美味しく摂取できるのか。そういう意味で僕によって将棋と競技プログラミングはもう一番美味しいところは過ぎていて、やればやるだけ伸びるという感じではなくなっている。何が言いたいかというと、別に新しいゲームを買うことはそんなに悪いことではないよなぁということです。
しかしローンチトレーラー見ても本当に微妙なところだなぁ。うーん、どうするか。