研修一日目。準備が悪くてスムーズに進められない。そしていろいろな不備に気づく。月曜日までにやるべきことがいくらか出てきて、明日からもまた大変そうだ。
作品の話
僕はミステリ読みではないんだけど、一方でどんでん返しを好む性質があるところは認めざるを得ない。どんでん返しという言い方は正直あまり好きではなくて、仕掛けとかギミックとか転倒とかそういう言い方をすることの方が多いが。戸松さんが言うプロットっていうのはこのあたりのことなのかなぁという感じ。
ついでにプロットとストーリーの話。
手元にあるメモに「一応、「どうして?」と因果関係を問うのがプロットの手法であり、「それから?」と先を促すのがストーリーの手法と考えておけばいい」という一文があるんだけど、出典が思い出せない
— トマス・カクヨム (@Tomatsu_A_Tick) 2019年3月1日
これ見てある意味プロットは過去志向、ストーリーは未来志向だななどと思っていた。そういえば僕は作品を読んでいてあまり「この先どういう展開になるんだろう!?」というような気持ちになることはないかもしれないなぁと思う。ストーリーに引っ張られて読んでいくことはないというか。それよりもむしろ因果と動機を掘り下げられた方が楽しくて、読者と作品の相性をこういう切り口で語れるのかもしれないと思った。すでに終わったことに対して新たな解釈を謎解きとしてもたらすミステリが、部分的な意味では好きなのだと思い直した。
しかしミステリを本当にパズラーとしてやられると面白さを感じられないというのも最近の読書傾向で分かってきていることで、こうだからプロットを工夫した作品というのが見たいという結論になるのだろうか。ミステリが一般化してそういうのがミステリと呼ばれなくなった的な言説も見かける気がするが、実際のところそういうミステリ的仕掛けがどの程度一般に支持されるものなのかよくわからない。人々本当にどんでん返しが好きなのか?
あとは僕がたびたび好きと言っている内省というのも多くの場合過去志向のものだなと思った。やはり好きなキーワードは動機と解釈かなぁ。
その他
なんかいやにこの日記のアクセス数が伸びると思ったら、Twitterのプロフィールにリンク貼ってたようだ。そこからだとしたら、わりと読まれることを想定していない層なので少し気恥ずかしいな。Twitterからではないという可能性も大いにありえるんだけど。
アクセス数が多少なりとも気になってしまうのが良い性質か悪い性質かは、まだ判断がつかない。